再分裂 25日に新通貨、価格乱高下も

インターネット上で取引される仮想通貨「ビットコイン」が8月に続いて再び分裂する見通しだ。国内の取引所は一部で取引の一時停止を予定しているほか、分裂後の新通貨の扱いについて対応が分かれるとみられ、混乱が起きる可能性がある。ビットコインの価格は分裂前後に乱高下しそうだ。

 今回の分裂は、ビットコインの取引記録の管理を手掛ける香港の事業者らによるものだ。従来のビットコインの取引記録を基にして今月25日に枝分かれさせ、新たな仮想通貨「ビットコインゴールド(BTG)」を誕生させる計画を明らかにしている。

 取引記録の管理は現在、特定の装置を持つ事業者が有利に進められる状況だが新通貨では幅広く参加できるという。ビットコインの保有者は分裂時、ビットコインの残高を維持しながら同数のBTGも受け取れると事業者らは説明している。ビットコインは8月にも分裂しビットコインキャッシュ(BCC)が生まれた。ビットコイン保有者には同数のBCCが付与され現在もそれぞれが別々に取引されている。分裂時の保有者は資産が増えた格好だ。
 ただ、BTGへの対応に関しては、取引所によって出し入れや売買に対応するかどうかの判断が分かれる可能性がある。「分裂で生まれる仮想通貨を全て扱うとコストがかさむ」(取引所経営者)ためだ。
 一方、ビットコインの価格は高騰。10月初めは1ビットコイン=約4400ドルだったが、その後6000ドルを超え、過去最高を更新した。フィスコ仮想通貨取引所の田代昌之アナリストは「新たな仮想通貨が手に入ることを期待した買いが入っている」と分析。ビットコインは11月にも規格変更に伴う分裂が予定されており、しばらくは荒い値動きが続きそうだ。(共同)

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